仕出し弁当には様々な種類があります。
単純なお弁当としての違いもあれば、どのようなケースで用いる仕出し弁当であるかという違いもあります。
仕出し弁当は便利でなおかつ豊富な種類があります。
だからこそ、用途に応じた仕出し弁当選びをする必要があります。
ここでは、仕出し弁当にはどのような種類があるのか、お弁当の名前やケースごとにおすすめの仕出し弁当の選び方をご説明いたします。
幕の内弁当
仕出し弁当といえば、この幕の内弁当をイメージするという方も多いのではないでしょうか?
幕の内弁当は、弁当箱の中にたくさんのおかずを区切って詰め込んだ弁当箱です。
様々な味を味わうことが出来ることから、多くの方々に人気のお弁当となっています。
ちなみに、「幕の内」という言葉にも意味があります。
江戸時代には庶民の娯楽として、芝居が人気を博していました。
その芝居の合間には、観客にお弁当が配られていたのですが、このお弁当が配られる時間が幕間、つまり幕の内だったのです。
そのため、この時間に食べられていた弁当を由来とする幕の内弁当はその名前で呼ばれるようになったと言われています。
松花堂弁当
松花堂弁当はご存知でしょうか?
若い方の中には、幕の内弁当は知っているけれど松花堂弁当は知らないという方もいらっしゃると思います。
ですが実は、松花堂弁当も幕の内弁当と同じくらいに人気を博しているお弁当なのです。
松花堂弁当は、十字型の仕切りでお弁当の中を仕切っているお弁当です。
細かく仕切り、仕切りごとに別の料理が入っています。
それぞれの料理は直接入っているわけではなく、小鉢に入れられて入っていることも多いです。
冠婚葬祭の席におすすめのお弁当
仕出し弁当は冠婚葬祭で用いられることも多いです。
その際のおすすめのお弁当はどのような仕出し弁当でしょうか?
ただし、冠婚葬祭と一口に言っても、お祝いの席から離別の席まで様々なケースがありますので、それぞれのケースに合わせた仕出し弁当を選ぶ必要がありますので、その点には注意をしましょう。
たとえば、離別の席では、故人が生前好きだった料理や食材を入れた仕出し弁当を用意したりすることがあります。
その他、色合いが華やかな仕出し弁当はあまりその場にはそぐわないです。
落ち着いた色味のものを選び、料理の種類に関しても和食を選ぶようにしましょう。
逆に、お祝いの席では、暗めの色を選ぶのはよろしくありません。
お祝いに相応しい華やかな彩りのものを選ぶようにしましょう。
冠婚葬祭には仕出し弁当をぜひ利用したほうが良いです。
多くの方々が来られますし、食事以外にも準備をしなければならないことが多くあります。
主催者の方の手をあけるためにも、仕出し弁当を頼むようにしましょう。
会議の席におすすめの仕出し弁当
会議の場には、少し値の張る仕出し弁当が選ばれることが多いです。
節約を心がけなければならない場合もあるため、そこはケースバイケースではありますが、特に役職が高い方が多く集まる会議などでは値の張る仕出し弁当を頼まれるケースが多い傾向があります。
また、注意点として、なかなか噛み切れないような食材はあまり使われていないお弁当にするべきだということです。
噛みきりが難しい食材では発言が求められる会議の場には適していません。
すぐに噛み切ることができ、また口の中に長く残らない食材を中心にした仕出し弁当が会議の場には適しています。
おわりに
仕出し弁当の種類について説明してまいりました。
幕の内弁当や松花堂弁当、冠婚葬祭・会議の際に用いる弁当など仕出し弁当の種類や選び方は様々です。
本記事を読み、参考にしてそのような内容についても知っておくようにしましょう。