仕出し弁当にもなっている会席料理と懐石料理ですが、その違いとはいったいどこにあるのでしょうか。
会席料理と懐石料理の違いを知ることは、食事をより楽しむことや仕出し弁当を頼む際にも役に立つでしょう。
似ているように見えて、実は全く違う会席料理と懐石料理について紹介させていただきます。
会席料理と懐石料理の違いは?
結論から申し上げますと、会席料理と懐石料理の違いはお茶の席での食事か、お酒の席での食事かという点にあります。
懐石料理が、正式な茶事で提供される軽い食事で、お茶を楽しむための物となっているのに対して、会席料理は酒宴で提供される食事で、お酒と料理を楽しむための物という違いがあります。
会席料理は、本膳料理を簡略化したものでお酒を楽しめるような料理や配膳順番をとっているものです。
懐石料理は会席料理と違い、茶会の空腹しのぎ程度の軽食、茶をおいしく味わうための軽食という意味合いとして使われています。
このように会席料理と懐石料理は音が同じことから似たような物と考えられている方もいらっしゃいますが、実際は違いがある物となっています。
仕出し弁当にも、会席料理と懐石料理がありますので、お求めの方は違いに注目して選んでみると良いでしょう。
懐石料理
懐石料理は流派によって違いますが、主役は食後に出されるお茶だということは共通しています。
懐石料理は、お茶をおいしくいただくのが目的の食事ですので、通常は一汁三菜の形で提供されるのが基本です。
内容は汁、向付、煮物、焼き物が基本の形となっています。
汁物はお味噌汁が一般的で、向付はお刺身や酢の物などが選ばれます。
膳の向こうに付けることから向付と呼ばれています。
これを基本に先付けや揚げ物などが出される場合もあります。
身近なところだと、仕出し弁当などの幕の内弁当が懐石料理に挙げられます。
本来は、茶を喫する前に出される料理のことを指しますが、近年では、茶道においても客をもてなす本来の懐石という意味が薄れて、茶会での空腹をしのぐ程度の軽食、茶をおいしく味わうための軽食といった意味合いに時代とともに違いが出てきています。
会席料理
会席料理は懐石料理と違い、お酒を楽しむための物で、懐石料理と同じく一汁三菜を基本としていますが、最初に提供されるのはお酒の肴になる料理という点に違いがみられます。
ご飯が出されるのは最後で、その後は止め椀、香の物が基本的な流れとなっています。
他にも揚げ物や蒸し物などが追加され、最後には水菓子などのデザートがつく場合もあります。
お酒の席で出されるおもてなし料理となっているため、旅館などで出される料理も会席料理と言えるでしょう。
本膳料理という形で提供されることが少なくなってきている現代では、冠婚葬祭などでのもてなしに使用される一般的な料理形式です。
仕出し弁当になっている物もあり、法事や慶事の際やちょっとした集まりなどにも気軽に頼むことができるでしょう。
仕出し弁当の会席料理は衣由!
衣由は会席料理の仕出し弁当を提供しています。
大阪府にある会社で、会席料理の仕出し弁当を始め、さまざまな仕出し弁当やオードブルなどの仕出しの注文を受けています。
衣由では、旬の食材を最適な調理方法で仕出し弁当に仕上げています。
新鮮な食材で調理環境や配送車両まで低温管理をしているため、安心して仕出し弁当を頼むことが出来るでしょう。
そうして出来上がった仕出し弁当は、指定された時間に届けられるよう配達ルートを決め、効率的な人員配置を行います。
また、調理機器の使い方を研究するとともに流行を追求することで、より良い仕出し弁当の開発も行っています。
厳選した旬の食材で作る料理にこだわっているため、大阪府で会席料理の仕出し弁当を検討している方にとって魅力的でしょう。
おわりに
仕出し弁当にもある会席料理と懐石料理の違いは、お茶を楽しむための物か、お酒を楽しむための物かというような違いがあります。
この二つには違いもありますが、会席料理も懐石料理も日本料理の伝統であることは共通しています。
日本料理にもさまざまなスタイルがあるため違いに注目し食事をとったり、仕出し弁当を頼んだりすることで、食事をより楽しく行うことが出来るでしょう。