仕出し弁当という言葉は聞いたことがあっても、どのようなお弁当なのかをしっかりと理解している人や理解したうえで利用している人は意外と少ないです。
仕出し弁当はお店に頼んで調理をしてもらい、使い捨てではない重箱に入って提供されることが多いです。
ハーフバースデー 一升餅(ファーストバースデー)
ファーストバースデーは一歳の誕生日をお祝いするときに使われる言葉です。
子どもの一生の記念になりますし、親御さんはもちろん、祖父母や親戚などが集まってお祝いをする家庭も多いです。
一升餅のときはお餅を食べるというのが昔からの風習なので、仕出し弁当にもお餅やもち米を使った料理が含まれています。
お赤飯なども定番で、とにかくお祝いの雰囲気を大切にします。
子どもの名前が入ったお餅は非常に人気が高く、健康に育つことを願ってみんなで食べます。人気があるおかずとしては鯛を使った魚料理が挙げられます。
我が子が無事に1歳を迎えるというのは親にとっては非常におめでたいことなので、鯛を使うことが多いです。
もちろん定番のおかずが入ったお弁当もあります。
お宮参り(初宮参り)
お宮参り(初宮参り)は主に生後1か月が経った赤ちゃんを連れて神様に感謝するという日本独自の行事です。
服装にも細かい決まりがあり、赤ちゃんが正式なお宮参りの祝い着を着用する場合は周りの人もそれに合わせて正式な服装にすることが多いです。
最近はあまり細かく考えずにラフな格好でお宮参り(初宮参り)する方も増えています。
日取りも男の子は生後31日目、女の子は生後32日目というのを忠実に守るというよりは、休みを取得しやすい日にちにしたり、家族や親戚の都合が良い日に設定したりしてお宮参り(初宮参り)する人が多いです。
お宮参り(初宮参り)の仕出し弁当にもやはり鯛が使われることが多いです。
基本的には色彩豊かな和食が多いですが、中華や洋食もあります。
お食い初め
お食い初め、百日祝いは赤ちゃんが「今後の人生で食べ物に困ることのないように」「丈夫な歯が生えますように」「健やかに成長しますように」というような願いをこめて行います。
この行事の呼び方は様々で、地域や家庭によって多少違いがあります。
お食い初め、百日祝いは赤ちゃんの生後100日目に自宅で行うことが多いですが、最近はレストランやホテルで行うのも人気です。
自宅で行う場合は、用意するものは食器、祝い箸、料理、歯固めの石です。
食器は漆器が理想的ですが、綺麗な食器であれば特に問題ありません。祝い箸も柳を使っていること、両端が細いことなどの条件があるのですが、普通のものでも大丈夫です。
料理は定番の鯛や赤飯が必ず入っており、仕出し弁当にも鯛や赤飯は必ず入っています。
節句 七五三
七五三は子どもの成長と今後の幸せを願う大きな節目になるイベントで、基本的には男の子だと5歳のときに、女の子は3歳と7歳の時に行う行事です。
七五三のときは家族で記念撮影をして、その後に食事を楽しむというのが定番の流れです。
最近は親子だけではなく、祖父母なども参加する姿も多く見られます。
仕出し弁当は豪華なものが多く、海老や鯛などを使ったり、ローストビーフやハンバーグなどのお肉もふんだんに使われたりしています。
昔からの定番メニューとしてはちらし寿司、ハマグリのお吸い物、菱餅などがあります。
最近はお子さんが好きなエビフライやたまご焼きなどを使った弁当も人気です。
あまり難しく考えることなく、お子さんが食べたいものを優先する家庭が増えています。
おわりに
お祝いの行事で食べる仕出し弁当は「縁起が良い」、「おめでたい」と言われている食材を使ったものが多いです。
仕出し弁当でも鯛、海老、お赤飯などが定番です。
最近はレストランやホテルも仕出し弁当に力を入れていて、高級食材を使ったものや一流シェフが作ったものもあります。
リーズナブルなものだとファミリーレストラン、お弁当チェーン店なども仕出し弁当を用意しているところがあります。