オードブルとケータリングは名前が違いますが、両方とも種類豊富な料理をパーティー会場等に持ち込むサービスの事です。
中身が同じで違いが見られるのは呼び名だけという事はなく、オードブルとケータリングはほんの少しですが、サービスの内容が違います。
この二つのサービスの違いを説明いたします。
オードブルってなに?
オードブルというのは使い捨て容器に盛られた調理済みの料理をパーティー会場等に届けるサービスで、一つの皿に数種類の料理やおつまみが盛り付けられた状態で提供されます。
料理は衛生面の考慮により、常温でもすぐに美味しく頂ける物が用意されています。
配膳や後片付けが容易です。
ケータリングと違い、スタッフによるサービスや会場装飾が不要になり、その分予算を抑えられる他、料理の品数を増やしてパーティーを華やかにする事も可能です。
また、オードブルには単品販売とセット販売があり、インターネットの画像を見ながらの組み合わせが自由で、パーティープランの作成がしやすいのも利点といえます。
最近では、オードブルの方がケータリングよりも内容が豪華な場合が多いです。
ケータリングってなに?
ケータリングとは業者が調理済みの料理のみならず未調理の材料も持参して、パーティー会場へと訪問してセッティングや配膳、調理、後片付けも一貫して行うサービスです。
オードブルとの違いは、容器は使い捨てではなく料理の器は陶器、飲料はグラス、カトラリーはシルバーを用意し、高級感を演出する事です。
他にもケータリングには食事のためのテーブル等のセッティング、料理の配膳などの会場手配のサービスもあり、全て業者が手配してくれます。
また、温かい物は温製で冷たい物は冷製で提供され、調理して出来立ての物が一番美味しい温度帯で食べられるため、料理をゆっくりと味わいたいゲストから喜ばれています。
ケータリングはパーティーを豪華にするためのサービス料金が加算されるためオードブルよりも割高になります。
しかし、ケータリングは場所の確保をした後、希望を注文した後は業者に任せるだけです。
2つは利用シーンも違う
オードブルとケータリングはサービスの内容に違いもあれば、利用するシーンも違います。
オードブルはパーティーの場所と予算が限られている時や、好きな料理と会話を楽しみたい時に好まれます。
ケータリングと違い価格が安いうえに場所を取らずとも、パーティーを進行させられるため、主にホームパーティーや部活の打ち上げ等の小規模なパーティーで利用されます。
また、アウトドアでも利用されてきています。
大掛かりなパーティーの幹事を任され、進行業務に追われている時には、業者に会場手配を任せられるケータリングサービスが選ばれます。
そのため結婚式やセレブパーティーなど、格式高いものになる場合ではケータリングがよく使われます。
オードブルの利用方法
オードブルの料理はすぐに楽しめるように既に調理されており、料理の他に箸や紙皿、紙製のおしぼりやトングが付属品として提供されます。
会場へと到着したらあとはテーブルに配膳するだけで完了、容器や付属品は使い捨てであるため後処理も容易に行えます。
オードブルには洋風や和風、中華風があり、どの種類でもバラエティに富んでいます。
運動会のような子供を中心とした行事では洋風の方が好まれます。
洋風は和風とは違い、コロッケやハンバーグのように満足感のあるメニューが充実しているため子供からの人気が高いのが理由です。
一方和風はさっぱりしている物が多いためお年寄りから好まれており、中華風は鶏の唐揚げや春巻きと子供から高齢者まで幅広い年齢層の人々が食べられるように調理されています。
参加者たちが好きな食べ物を手に取れるように多種類をそろえておくとパーティーの満足感に違いが出てきます。
おわりに
以上がオードブルとケータリングの違いの説明です。
オードブルとケータリングの違いは名前だけではなく、それらのサービスの内容や価格にも違いがあり、会場のシーン毎に、オードブルとケータリングが臨機応変に使い分けられています。
オードブルとケータリングの違いを見極めつつ、パーティーの内容に合わせてどちらかを選択して利用すると良いでしょう。